日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会埼玉県地方部会 埼玉県耳鼻咽喉科医会

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会長挨拶


日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会埼玉県地方部会
会長 菅澤 正

ご挨拶

この度、日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会埼玉県地方部会長を再任することになりました。何とか大過無く2年間の会長職を全うできたのも、会員の皆様のご協力のおかげです。地方会役員、会員の皆様に感謝申し上げます。

  この任期はcovid-19に翻弄された2年間でした。5月に第5類に変更になり、漸く正常化の兆しが見えかけておりますが、患者は再び増加傾向です。私事ですが家族も感染し中等症で、入院寸前でした。パキロビット内服が著効を示し、入院は回避できましたが、今後もまだまだ予断は出来ない状況ですので会員の皆様もご注意ください。

 さて、Covid-19の耳鼻咽喉科に与えた影響は甚大であり、患者の耳鼻咽喉科では陽性患者に遭遇する機会が多いとの認識から、外来患者数の減少は未だ続いており、その結果として耳鼻咽喉科志望者の大幅な減少となっております。速効性のある対策はございませんが、日本耳鼻咽喉科学会は、積極的に耳鼻咽喉科頭頸部外科を国民にアピールするため、3月の耳鼻咽喉科月間、7月の頭頸部外科月間を設け、積極的に耳鼻咽喉科の幅広い守備範囲について情報提供しております。

 埼玉県地方部会でも、様々な疾患に対して動画を作成し、ネット上に公開、市民公開講座、埼玉新聞に特集記事掲載などの活動を行って参りました。特にめまい、顔面神経麻痺、嚥下障害、口腔癌など従来耳鼻咽喉科の領域としてあまり認知されて来なかった領域のアピールから始めております。

 更に超高齢化社会を迎えて、近年認知症の誘因としてマスコミ等でも注目されている高齢者の難聴ですが、検診体制ですら構築されておらず耳鼻咽喉科の取り組むべき大きな課題となっております。嚥下障害に対する病診連携も手つかずの分野です。これら高齢化社会に対応した新しい耳鼻咽喉科像の構築に向け、医会と両輪となって邁進する所存です。
   
 又、加瀬前部会長が構築された、休日診療体制も参加者の減少から綻び始めております。この体制を維持するためには会員、特に若手会員の皆様のご協力が必須ですので、宜しくお願い申し上げます。
   
 最後に学会本来の目的である、学術の振興、若手医師の教育にも積極的に取り組んで参ります。浅学、非才の私ですが次期の2年間、ご支援の程宜しくお願いします。





埼玉県耳鼻咽喉科医会
会長 登坂 薫

ご挨拶

令和5年の役員改選に伴い地方部会長は菅澤正部会長が、医会長は登坂薫が再選されました。地方部会は大幅に役員が変更になりましたが、医会は野崎理事が副会長に就任し、副会長が部会と同じ3人体制になりました(総会で承認済み)。令和5年、6年の二年間宜しくお願い致します。役員一同一丸となって頑張る所存です。

 長い間、埼玉県は日耳鼻地方部会と耳鼻科医会が一体として運営されてきました。しかし、日本臨床耳鼻咽喉科医会の設立に伴い、地方部会と医会の役割分担を行い別組織として運営しています。

 医会は埼玉県地方部会より委託を受けた諸事業を行いますが、委託された事業に必要な費用は地方部会からの収入として計上するので、医会会費は別途徴収していません。医会は主に保険医療、学校保健、医事問題を担当しており、2月の学術集会は医会主催となり、主に開業医向けの実践的な内容となっています。

  しかし、日本臨床耳鼻咽喉科医会会費は別途徴収されますので何卒ご協力を宜しくお願い申し上げます。