日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会埼玉県地方部会 埼玉県耳鼻咽喉科医会

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乳幼児難聴診療について

乳幼児期の難聴は、その人の一生を左右しかねないのは、会員の皆様には言うまでも無いことと思います。
ここには乳幼児難聴が疑われる患者が来院したときなどの参考になる資料を掲載します。
乳幼児難聴に対する対応は地域によって異なり、受けられるサービスや情報も異なります。
この問題を解決するために、2022 年に「難聴児の早期発見・早期療育推進のための基本方針」が発表され、国の難聴対策の方向性が明確になりました。
PDF(https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/000902484.pdf)

それを受けて、埼玉県におきましては「聴覚障害児支援中核機能モデル事業」として、中核機能としての埼玉県聴覚障害児支援センターを設置しています。
https://www.sswc-gr.jp/saitama-nancho/

日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会からのガイダンスとしては、難聴を見逃さないために−乳幼児健康審査−についてのページ
https://www.jibika.or.jp/modules/committees/index.php?content_id=70#03
を掲載させていただきました。

新生児難聴の原因の一つとして、先天性サイトメガロウイルス(以下CMV)感染症があります。現在、新生児聴覚スクリーニング検査でrefer となった場合には、聴力の精密検査を待つこと無く、迅速(生後3 週間以内)に新生児尿のCMV 核酸検査を行い、陽性であった場合、抗ウイルス薬であるガンシクロビルを投与することにより、聴力を改善、または悪化を防止する効果があることが示されています。
ガイドラインには、核酸検査を行うのと並行して耳鼻咽喉科への精査依頼を行うよう推奨しておりますが、耳鼻咽喉科を経ないで診療が行われ、後になってから難聴などでコンサルトがある可能性は否定できません。
耳鼻咽喉科としても正しい知識を身につけておく必要があると考えます。
詳しい資料として診療ガイドライン2023 年版を
https://www.jspid.jp/wp-content/uploads/2023/03/CMV-guidelines-2023.pdf
AMED の「サイトメガロウイルス、トキソプラズマ等の母子感染の予防と診療に関する研究班」が作成した、医療者用パンフレットと
https://cmvtoxo.umin.jp/_assets/pdf/cmv_flyer_202401md.pdf
一般向けパンフレットを掲載します。
https://cmvtoxo.umin.jp/_assets/pdf/cmv_flyer_20240109.pdf
会員の皆様の乳幼児難聴診療の助けになれば幸いです。